タイトルはワザと極端な表現にしてみました。
たまに「旅いいな〜、いろいろ気付かされることとか得られるものがあって成長できるだろうね。」みたいなありがたい言葉を受け取ることがあります。嬉しいですありがとうございます。
だけどぼくはそういうのに正直違和感を感じていたりして、それについて自分のブログだし適当に(コロコロ変化する)考えを書いてみようと思いました。特に自分と同じ世代のある類に属する大学生バックパッカーに向けてという感じです。
別に大したことは書いてないけど結構長くなりました。
まず単純にごく個人の生理的な部分で「自分を変える何か」「気付かされる何か」「成長さしてくれる何か」を探しに出ている人達に対して、全員ではないけど、少し「え、それどうなんだろ」と思うことがあります。
というのももちろん気付くこと感じることはあるんだろうけど、ちょろっと1週間か1ヶ月、1年旅行に出て「気付かされた〜!」「分かった〜!」「成長した〜!」というのは、理由はハッキリせずともアホくさい、胡散臭いと感じないでしょうか。かれこれ20年近く生きておいてここで急なレベルアップです。ポケモンでも不思議なアメっていうのがありましたね。レベルだけあがって能力値さして上がらないやつ。ドラッグで何か見えちゃったんでしょうか。
さまざまな旅行者のブログをちょくちょく見さしていただいていますが、たいがいの人が目を血眼にして素敵なサムシングを探しているような気がします。それって何か違うくない?そういうスタイルでいて、もし何も見つからなかったとしてもどうせ適当な理由付けてでっち上げるんでしょ?
でっち上げているのか本人に直接聞いてはいないし、自分でも陶酔しきっちゃってるようだからでっち上げてようが気付くことはなかなかないと思うんだけど、それって旅に出る前よりもひどくない?分からないことをみんな分かったことにしちゃって、放棄しちゃってない?少なくともぼくの旅は「素直に感じる」が1つの目的...というか、そう過ごすために旅に出るという気持ちがあるんです。
「たくさんの分からないことを旅に出て分かるはずと思い込み出発し、それらに対しなんだろうが旅が終わるまでに適当な理由を付けてドヤ顔する。」
という明確な目標があるのなら彼は立派だと思うんだけど。というか大概みんなそういう理由持ってるの?某団体に所属している人達の多くからこういう空気出ているけどそういう宗派なの?
結果として言うと彼らが難しげな顔して「感じた」だの「気づいた」だの言うていることはだいたい違いがなくて、その違いの無さはいったい何によるものなのかたまに気になっていたりする。でもなかなかいい感じでピンとこない。とりあえず今までのぼくらが受けた教育や環境がある部分で共通していて、そいつらの考えを同じ過程で抽出するから似たような考えばっかりになるのかな。「日本の枠組みを越えた考え方」(ドヤァ)とか笑止である。
もうテキストまとめて問題集作って売りたいぐらいですよ。旅が家でも学べる時代、素晴らしいじゃないですか。旅に出ているのかもしれないけど、精神はずっと学校にいるまま。机に向かったまま。そう感じます。
もちろん旅には人それぞれのスタイルがあると思います。ツアーでおいしいもの食べてショッピングして2,3日で帰るのも、バックパック背負って貧乏旅行するのも、どれも本当に素晴らしい事だと思います。
だけど一部の人に言いたいのです。
旅に出たからって顔の皮が分厚くなり過ぎじゃないでしょうか。旅に出ていない人と自分をどこか差別化しようとしていないでしょうか。例えあなたの言う「分かる」がその通りだとしてもそれでいう「分からない」人に対しどういう態度を取っているでしょうか。
ぼくの感じで言うと偉い人は分かってくれるけど偉そうな人は分かってくれないです。
これらは全て自分が今感じ思う「分かっていない」事なんだけど、みんなの言う旅で得られるものとか気付くものとか、そんな都合のいいモノは無い。
旅に出る前は「ある」かもしれないけど、とにかく今のぼく個人としては「ない」と思う。ないというよりは無くなってしまうように思える。
世の中にある分かる事は人が用意した問に対する答えのみで、それ以外に対し「分かる」は人の言う「分かった」とは無限に離れているように感じる。分かることがどれほど分からないかを感じているような気がする。
とにかく、今のぼくの考えは「何も分からないし、それは問題ではない。」
もちろん旅は超絶楽しんでいますよ。
駄文やね。
まぁなんだ、難しいことはさておき、
何も分かることなんてないんだから、素直に楽しもうぜ!
一番言いたいのコレ!
---追記---
「旅で得られるモノは無い」というタイトルですが、普通に考えてそんな事はないです。
ここで言ってる気持ちが分かってくださる人には、もしかしたら意図が通じることができたかもしれません。それはぼくにとってとても嬉しいことです。
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---追記2---
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