ムンバイ散策をしました。
この公園入るのにセキュリティがあって荷物チェック受けたりする。めっちゃ長い行列ができます。しかも園内全面撮影禁止。公園の"公"ってどういう意味だったっけ。とか思ってるのかどうなのかみんなバッシャバシャ写真撮ってましたね。みんなブレイクダンスしてた。
耳かき野郎に何故か耳かきをしてもらうことに。何を思ったのかおれはポケットにある450ルピー(675円)を払ってしまった。彼の持つノートには日本語で彼のレビューが所狭しと書かれていて、「1000ルピー払いました!最初はいけない人かと思ったけど耳かき気持ちよかったし最高です!でもボッてくるので値段交渉は必須です!」みたいな事書いてて交渉した上ボラれまくってる奴が何言ってんだとか思いつつ、"ポケットにある分ぐらいあげてもいいか。"と思ってしまったのがそもそもの間違いでした。ポケットには450ルピーも入っていたのです。何故か自分の決めたその意志を曲げることができず払ってしまいました。
ノートにはボラれた人間しかレビュー書いていないのでそもそもあれを信用するのはどうかと、とか思うのですがそんなこと普通の人間だったら察すると思うので言うまでもないのだとか思うんですけど実際まぁこうなってますから世の中バカばっかりですわ。
とか思ってると自分も大概のバカじゃねぇかと思いだしてきて、それでも取り返しに行く気が怒らず今からどうしようかとダラダラしていたのですが、10分ぐらい経ったときに急に取り返すパワーが湧いてきてそもそも自分もその時は納得して払った金額だというのにも関わらず取り返しに行くことにしました。ヤクザですね。
「おいちょっとそのノート見せてみろ。」と言い彼のノートを見るフリして奪い「マネーバック」を連呼。しばらく交渉の末、相手の怒りのボルテージがぼちぼち上がり帽子をぐっしゃっと手に取りガンを飛ばしてきたころに後ろの優しそうなインド人が
「いくら返してほしいんだ。」
と聞いてきて、その瞬間心が緩んでしまい
「200ルピーで勘弁してやらぁ。」
と言っちゃった次第でございます。結局彼は250ルピー(375円)もの大金を手にしてるのですが、まぁ交渉というかヤクザ楽しかったしいいやということで。それにしてもおれらタチ悪いなぁとか思いつつまぁショウタロウは50ルピーしか払ってないし納得いかないもんはしょうがない。インドだしやりたいことはやりたいときにやるんだ。
そんなこんなしてデリーにおさらばです。10日しか滞在できないので大急ぎで最終目的地であるバラナシに向かわなくてはなりません。
電車内まで迎えに来てくれたショウタロウありがとう。
おれの下段ベッドは勝手に上段のおっさんが座ってたので熱出てきたしで上段で寝させてもらうことにしました。ラッキーおっさんありがとう。そのままなんだかんだで終点まで上段で生活することになりました。電車内ではウェイトレスラーのムキムキインド人"ブロウ"が仲良くしてくれました。何か歌を歌えと言われ悩んだあげく井上陽水の「夢の中へ」を歌いました。
ブロウのリズム音痴な手拍子と咳混じりの音痴な声で。