ルービックキューブは、世界的に有名なパズルの一つで、多くの人々に愛されています。
私も今年’23のはじめにルービックキューブを始めた結果、そのひとりというか中毒者となりました。
最初は「まぁ解ければいいや」という気持ちで適当にキューブを購入したのですが、今はそのときちゃんといいキューブを手に入れていればよかったなと思うようになりました。
私と同じように初めてルービックキューブを買おうとする人にとっては、どの種類を選べばいいのか、どのような機能があるのか分からないことがあるでしょう。
本記事では、これからルービックキューブを始めたい方に向けてルービックキューブの種類や選び方のポイント、そして機能の解説などをご紹介します。
初めてルービックキューブを購入する方や、より上達したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
ルービックキューブの機能・性能とは?
ルービックキューブにも機能や性能により価格の違いがあります。
ここではどういった機能があるのか紹介します。
ルービックキューブの磁石アシストの違い
ルービックキューブには、磁石アシスト機能が搭載されたものがあり、私は磁石アシスト付きのものがオススメです。
磁石アシストがないものは価格が安いですが、精度や安定性が低く回し心地が悪くオススメできません。
今では磁石アシスト付きでもとても安価なものもあります。
磁石アシスト機能の中にも種類があり、だいたいは以下の3種類です。
- 通常磁石アシスト
- Maglev(マグレブ)
- Maglev + Ball core(マグレブ+ボールコア)
1が安く2, 3と高くなる傾向にあります。
マグレブはMagnetic Levitation(磁石浮上)の略で、リニアモーターカーなどでも使われる言葉です。
通常はスプリングでキューブを押し付け固定しているのですが、それが磁石の反発を利用したものになり、よりスムーズな回し心地となると言われています。バネ鳴きもしません。
ボールコアと呼ばれるものはキューブの中心にある構造のことを言います。
この機能は、キューブの回転時に磁石の力でピース同士が引き合わせられるもので、回転の正確性や一貫性が向上するため、高速でキューブを回す競技においては、タイムを短縮することができます。
ただ解ければいいという初心者の方でも、回し心地が悪いと楽しさが劣るのでせっかくなら磁石アシスト付きのものを購入することをオススメします。価格差もそこまで大きくありません。
高機能の商品には磁石の強さを調整することで、自分に合った磁力の強さに調整できるものもあります。
ルービックキューブ表面の違い
ルービックキューブの表面には次の3種類があります。
- ステッカー
- ステッカーレス(パネル埋め込み)
- ステッカーレス+UVコーティング
1. ステッカーキューブ
キューブを回しているとステッカーが傷んできます。
換えのシールを購入し張替え解決することもできますが、ステッカーキューブは縁が(基本)黒色をしていて、パーツに隣接する色が見えにくいという問題があります。
そのようなこともあり昔は公式大会ではステッカーキューブしか使用が認められていなかったとのこと。現在ではステッカーレスも公式大会で使用することができます。
2. ステッカーレス(パネル埋め込み)
こちらが耐久性がよく視認性も向上するのでオススメです。
プラスチックのパネルが埋め込まれているため、シールのように痛むことがありません。
表面はマット使用が基本です。
3. ステッカーレス+UVコーティング
こちらは使用したことがないのですが、表面に透明なコーティングがしてあり、触った感触はツルツルしているようです。手汗をかく方などはコーティングで指が滑りにくいのでこちらを好む人もいるようです。
通常のステッカーレスよりも高額になります。
ルービックキューブのコーナーカット
ルービックキューブのコーナーカットとは、パーツが多少ずれた状態でも回したときにそのズレを補正するような動きをしてくれる柔軟性とも言える機能です。
逆にコーナーカットのないキューブだと、パーツをきちんと90°単位で回転させないとパーツが引っかかり次の動作に入れなくなります。
コーナーカットが大きすぎると、キューブの安定性が損なわれるため、キューブが崩れやすくなる場合があります。
初心者にオススメのルービックキューブ
ここまで機能の違いを解説しましたが、初心者に私がオススメするキューブは以下の条件を満たしたものです。
- 磁石アシスト付き
- ステッカーレス
- 価格の安いバジェットキューブ
さらにYouTuberの方々がレビュー紹介しているようなキューブだと安心です。
YouTubeでよく紹介されるオススメのバジェットキューブたち
ここでは私の独断と偏見で、よくYouTubeでレビューされていて知名度の高い信頼性のあるバジェットキューブたちを紹介します。
どれも中国のブランドですが、ルービックキューブは中国が本場と言えるほどプロの間でも愛用されています。
Moyu RS3M 2020 ¥1,000~
磁石アシスト付きで¥1,100(Amazon 2023/04/25)という驚愕の低価格ですが、海外YouTuberのJ Permさんがメインで使っていたというMoyu RS3M 2020。
私も持っていますがとても回転が柔らかくスムーズでとてもよいキューブだと思います。
MONSTER GO MG3M ¥2,000~
公式を差し置いて最も支持されているといっても過言ではないGANというメーカーの廉価版シリーズ、MONSTER GOのMG3Mです。
¥1,990(Amazon 2023/04/25)
さすがGANの子だけあってよくYouTubeでレビューされている印象。
GAN 356M Standard 追加GES付き ¥3,000~
GANはルービックキューブ公式なのではと勘違いするほど現在スピードキューバーの間で最も有名なブランドです。
バジェットキューブというには少し高め ¥3,200(Amazon 2023/04/25)ですが、私が最も愛用しているキューブです。
Moyu RS3M 2020と比べると磁石アシストが強く硬め、カクカクと動いてくれる印象です。どちらが優れているというわけでもなく、好みの問題になると思いますが、1週間ほど使ってみて私はこちらが好きだと分かりました。
追加GESというものでキューブの締め付け(固さ)を調整できるのが魅力です。
実際に私がGAN 356Mをソルブしている動画です。
私のInstagram @aynegのストーリーズによくあげています。
オススメしないキューブ
残念ですがそれはずばり、ルービックキューブ公式のキューブです…。
おそらくあなたの知ってるような90年代にあったようなガチガチに回転の重い昔のキューブや100均のキューブよりは段違いにスムーズで良い商品だと思います。
しかし、それ以上に安く高機能なルービックキューブがたくさん出てしまっている現在、特に公式ルービックキューブを選ぶ必要性はないだろうと思います。
しかし公式である以上、一度は触ってみたいですよね…
私の近所のおもちゃ屋さんに置いてあるネットでは見たことないブランドのキューブも回し心地はよくありませんでしたので、ネットで購入することをオススメします。
まとめ:安くて高機能のキューブがたくさんある!
いかがだったでしょうか。本記事では、ルービックキューブの選び方や機能について解説しました。
この記事ではルービックキューブの機能の違いについて解説しましたが、弘法筆を択ばずという言葉の通り、結局は練習次第です。
弘法さんでさえ磁石アシストがあるものを選ぶことをオススメしますが、それ以外ならどのキューブでも上級者はスムーズにソルブすることができます。
ルービックキューブは、練習を重ねることで、誰でも上達することができます。ぜひ、本記事を参考にして、楽しくルービックキューブを解いてみてください!