どうも、ちょっと更新遅れました。リアルタイムを言うと帰国してます。実家帰ってる途中でただいま徳島県。
ひょんなことからjennyと知り合う機会があって、今度フィリピンに行くんだと言うと是非おいでよとのこと。話に聞くと家は湖の側にあって激しく田舎なんだとか。そんなの喜んで行くに決まってんじゃん!
着いたのは丁度日が暮れたころ。マニラから1時間ちょいで到着予定だったのが3時間弱かかりました。まぁもう流石に何も気にしないですけどね。ちょうど渋滞する時間だったらしい。昼間はいつも渋滞してんだろうけど。
無駄に異国での移動能力に長けてしまったのか直接jennyの家まで到着することができました。待ち合わせ予定だったはずの教会をガン無視して。ごめんjenny、気付いたら君ん家に着いちゃってたよ。
着くなり"遅いじゃないか"と知らない人たち。恥ずかしいけど好奇心が隠せないのか青年たちがぼくをチラりと見てはニヤニヤしてまたどっか隠れる。完全に見世物状態。どうぞ見て下さい。物好きな日本人が来たよ。
この後ここの家でjennyを待つこと10数分。やっとjennyが来ました。
"よし、じゃあ私の家に行きましょう!"
ここじゃなかったんかい!と思いながら隣の家に。なるほど、この村全体が家族みたいに仲良くして暮らしてんのね。
あとはぼくの歓迎会、ティラピア(魚)のフライ、鶏の甘辛煮など現地の田舎料理をココナッツの焼酎、サンミゲルビールでいただきました。みんなどうして来るのが遅れたんだと、嬉しそうな顔をして言ってくれました。会話が始まって10分ぐらいで次はいつ来るんだとか、どう考えても大歓迎されてる雰囲気にぼくはとても気を良くしました。この世にホスピタリティの妖怪がいるとしたらきっとそれは彼らのことです。
楽しい宴会も明けて次の日、jennyの裏庭には壮大な自然が広がっていました。
2年前は洪水でここ一帯が湖にのまれていて船で街と家を数十分かけて行き来していたとのこと。ほぉ、全然意味がわかんない。
jennyの家のわんぱく兄弟クライドとカイル。カイルのわんぱく振りは日本の子供と全く変わりなかったです。知り合いの子が彼と同じ3歳だったころとむちゃくちゃよく似てました。
jennyと夫のjaysonとカイルと市場へ行きました。市場へは10分ほどトライシクルと呼ばれるサイドカー付きのバイクに乗って移動します。カイルは市場に買い物へ行くのが大好きで、なぜかというと5~10ペソ(10~20円)ほどのおもちゃを買ってもらえるからです。小銭を握りしめておもちゃを選ぶカイルの目はキラキラと輝いていました。
村の美人3(たぶん)姉妹の真ん中の娘サラとまだ小さな子ども。
お隣さんが飼ってるモルモット。全く逃げない。なんで?ケージの中では逃げまくってたのに。外に出ると急に怖気づくのかな。
モルモットってつむじいっぱいあるのなんでなんだろうね。どう撫でたらいいのか全然わからん。
暑くて一日に3度はこのようにはしゃぎながら水浴びをするというカイル。水道が通っていないので井戸水です。うっすら茶色いですがそんなの気にしません。
髪の毛ガシガシになったけど。
jennyの家族と大学へ遊びに行きました。思う存分落ち葉の上で転がるカイル、日本だったら汚れるからやめなさいとか言われるんだね。服も体も洗えばいいのに。
おもむろにヨガのポーズを取るクライド。
あとは大学の公園でホットドックを食べてジュースを飲んだり持ってきたボールでサッカーをしたり。
カイル、完全に充電切れ。久々にこんな運動したなぁ。
村に帰ってからは昨日の宴会の続き。
この村で一番綺麗と言われるシェリルと名前忘れたおっさん2人。
この後手前の野郎はゲロ吐いて死にました。この人、たぶん後天性の精神障害持ってる人なんだけど、周りの人からからかわれ、笑い、幾分楽しそうでした。障害者を変に意識させて尊重しなければならない風潮を作り現状そんなことできることもなくタブー視ばかりしている日本の環境よりもこっちの方が自然な感じでぼくは好感を持ちました。同じ人間なんだったら、障害を個性だと思うんだったら、文字通り普通に接しろよ。
ちなみに彼はサラが大好きらしいです。サラは明らか嫌がってたけど。
そんなこんなでここには書ききれないほどのたくさんのちょっとした幸せがたくさんあって、共通の言語をほとんど持たないぼくと村のみんなでわいわいガヤガヤして、弾けないギター弾いてしょうもない冗談を言って、また6月に必ず来るという約束をして、クライドとカイルが寝入った夜中にこっそりと村を抜けだして、日本に帰国しました。
まだまだ書ききれていない面白かったことはたくさんあるけど、これで今回の旅の日記は終わり。結局タッキーとは3,4日ぐらいしか一緒にいれなかったなぁ。
空港で日本人を見た時に興冷めに似た何かを感じました。そして日焼けでひりひりしてます。